文字サイズ 標準特大

食品詳細


食品番号: 16043 食品群名/食品名: し好飲料類/<茶類>/(発酵茶類)/紅茶/茶
英名: BEVERAGES/Fermented tea/black tea, tea
学名: 

[備考]
一般成分 カフェイン: 2.9 g、タンニン: 11.0 g
アミノ酸
[可食部100g]
[基準窒素1g]
[アミノ酸組成によるたんぱく質1g]
[(基準窒素による)たんぱく質1g]
脂肪酸
[可食部100g]
[脂肪酸総量100g]
[脂質1g]
炭水化物
[可食部100g]
[食物繊維-可食部100g]
[有機酸-可食部100g]
食品別
留意点
一般成分 し好飲料類の全般に通じる主な事項は、次のとおりである。
① <アルコール飲料類>に含まれるエチルアルコール量は、成分表2010では備考欄に記載していたが、新たに本表に収載した。15 °Cにおける容量%を備考欄に示した。
② <アルコール飲料類>は、利用上の便宜を図り、100 gに対応するmL量及び100 mLに対応するg量をそれぞれの備考欄に示した。
③ <アルコール飲料類>の水分値は、乾燥減量分からアルコール分を差し引いて求めた。
④ 茶と青汁の硝酸イオン、茶とコーヒーのカフェイン及びタンニン、ココアのテオブロミン、カフェイン及びタンニンの含有量を、備考欄に記載した。炭水化物の成分値は、水分、たんぱく質、脂質、灰分のほかにこれらの成分値も差し引いて求めた。
⑤ 茶の浸出方法は、原則として四訂成分表に従った。
⑥ 文中の「分析値」及び「分析値(2015)」については、第3章冒頭の「食品群全般に通じる事項」を参照されたい。
以下、食品ごとに成分値に関する主な留意点について述べる。
<茶類>は、茶樹の芽葉を原料とした飲料である。製造方法の相違により、不発酵茶(緑茶)、半発酵茶(ウーロン茶、包種茶等)、発酵茶(紅茶)及び蒸製堆積発酵茶(黒茶、プーアール茶等)に大別される。
 緑茶は、製造の第一段階で、茶葉を蒸気又は火熱で熱して茶葉中に存在する酵素を失活させて酸化を防ぎ、固有の緑色を保持させたものである。なお、緑茶は、第一段階の加熱に蒸気を使用する蒸し製と、釜で炒(い)る釜いり製に分けられる。我が国の緑茶の大半は蒸し製で、「かまいり茶」は九州地方の一部で製造されているに過ぎないが、中国(大陸)の緑茶はほとんど「かまいり茶」である。
蒸し製緑茶には、「玉露」(被覆栽培した上質の原葉を使用したもの)、「抹茶」(碾(てん)茶を臼で挽いたもの)、「せん茶」(茶葉を蒸して揉んで荒茶(葉の形状を整え、水分含量を下げ、保存に適する状態にした茶)にした一般的な茶)、「番茶」(硬化した芽から製造するか、又はせん茶の製造過程で粗大な部分を集めたもの)、「ほうじ茶」(番茶及びせん茶の再製で生じた頭と称する大型茶をほうじたもので、現在はせん茶や青茎を混入するなど一つの独立した茶種として扱われる)等がある。
「玄米茶」は、せん茶50 %に煎(い)ったもち米10 %を蒸して乾燥後、焙煎(ばいせん)したうるち精白米40 %を混合したものであるが、配合のばらつきは大きい。
 「ウーロン茶」は、半発酵茶であり、茶葉を日光に当て少ししおれさせた後、さらに室内で十分しおれさせ、酸化反応をある程度進ませてから、釜入り加熱して発酵を止め、もんで乾燥させる。緑茶や紅茶とは異なる独特の香りを持つ。
 「紅茶」は、発酵茶であり、茶葉をしおれさせてよくもみ、葉中の酸化酵素により特有の香味をもたせるとともに、タンニン等の酸化を進めて製造した赤黒色の茶である。なお、発酵茶類に半発酵茶を含めて収載した。
 <茶類>は、一般的に上級品と下級品の品質格差が大きく含有成分もかなり異なっているが、分析に当たっては主として中級品を用いた。
 「玉露」の「茶」の成分値は、分析値及び四訂成分表収載値に基づき決定した。「浸出液」の成分値は、10 gの茶を60 °Cの湯60 mLで2.5分間浸出させたものの分析値に基づき決定した。「抹茶」の成分値は、粉末のものの分析値及び四訂成分表収載値に基づき決定した。
「せん茶」の「茶」の成分値は、分析値及び四訂成分表収載値に基づき決定した。「せん茶」及び「かまいり茶」の「浸出液」の成分値は、10 gの茶を90 °Cの湯430 mLで1分間浸出させたものの分析値及び四訂成分表収載値に基づき決定した。
 「番茶」、「ほうじ茶」の「茶」の成分値は、分析値に基づき決定した。「番茶」、「ほうじ茶」、「玄米茶」及び「ウーロン茶」の「浸出液」の成分値は、いずれも15 gの茶を90 °Cの湯650 mLで0.5分間浸出させたものの分析値及び四訂成分表収載値に基づき決定した。
 「紅茶」の「茶」の成分値は、セイロンディンブラを試料とし、分析値及び四訂成分表収載値に基づき決定した。「紅茶」の「浸出液」は、セイロンディンブラ、ダージリン、アッサム、ウバ、ルフナ及びケニヤを対象とし、いずれも茶5 gを熱湯360 mL、それぞれ、4分、4分、4分、2.5分、2.5分及び1.5分で浸出したものを試料とした。成分値は、分析値及び四訂成分表収載値に基づき決定した。
なお、缶やペットボトル入りの茶飲料の基本的な栄養成分値は浸出液に準ずるが、原材料にビタミンCと表示されているものは、浸出液よりビタミンC含量が多くなっている可能性がある。
脂肪酸 <アルコール飲料類>は脂質をほとんど含有しない食品である。いくつかの食品を分析した結果でも、脂肪酸の含有が認められなかったので、それらの食品では各脂肪酸の成分値を「0」として収載した。
閉じる