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食品詳細


食品番号: 16046 食品群名/食品名: し好飲料類/<コーヒー・ココア類>/コーヒー/インスタントコーヒー
英名: BEVERAGES/Coffee/instant coffee, granules
学名: 

[備考]
一般成分 顆粒製品
カフェイン: 4.0 g、タンニン: 12.0 g
脂肪酸
[可食部100g]
顆粒製品
[脂質1g/総脂肪酸100g]
アミノ酸
[可食部100g]
顆粒製品
米国成分表より推計
[基準窒素1g]
[たんぱく質1g]
炭水化物
炭水化物[可食部100g]
炭水化物有機酸[可食部100g]
食品別
留意点
一般成分 し好飲料類の全般に通じる主な事項は、次のとおりである。
① <アルコール飲料類>に含まれるエチルアルコール量は、成分表2010では備考欄に記載していたが、新たに本表に収載した。15 °Cにおける容量%を備考欄に示した。
② <アルコール飲料類>は、利用上の便宜を図り、100 gに対応するmL量及び100 mLに対応するg量をそれぞれの備考欄に示した。
③ <アルコール飲料類>の水分値は、乾燥減量分からアルコール分を差し引いて求めた。
④ 茶と青汁の硝酸イオン、茶とコーヒーのカフェイン及びタンニン、ココアのテオブロミン、カフェイン及びタンニンの含有量を、備考欄に記載した。炭水化物の成分値は、水分、たんぱく質、脂質、灰分のほかにこれらの成分値も差し引いて求めた。
⑤ 茶の浸出方法は、原則として四訂成分表に従った。
⑥ 文中の「分析値」及び「分析値(2015)」については、第3章冒頭の「食品群全般に通じる事項」を参照されたい。
以下、食品ごとに成分値に関する主な留意点について述べる。
「コーヒー」は、コーヒー樹の果実から外皮、果肉等を除去したものである。生豆を適当な温度で焙煎(ばいせん)したものが炒り豆である。この炒り豆を適当な大きさに破砕したものがレギュラーコーヒーで、熱湯で浸出して飲用する。一方、粗砕コーヒー炒り豆を熱水で抽出し、噴霧または凍結乾燥法等により、粉末又は顆(か)粒状にしたものが「インスタントコーヒー」である。なお、「コーヒー」の「浸出液」を調味したものが「コーヒー飲料」で、缶入りコーヒーやペットボトル入りコーヒーが市販されている。「コーヒー」の「浸出液」の成分値は、ドリップ式で10 gの中びきレギュラーコーヒーを150 mLの熱湯で浸出したものの分析値、四訂成分表収載値及び資料3)に基づき決定した。「インスタントコーヒー」の成分値は、市販品を試料とし、分析値、四訂成分表成分値及び資料3) に基づき決定した。「缶コーヒー、無糖」は、缶入りコーヒーを試料とし、成分値は分析値に基づき、「コーヒー飲料、乳成分入り、加糖」は、缶入りコーヒー飲料を試料とし、成分値は分析値及び四訂成分表収載値に基づき、それぞれ決定した。
 「ココア」(ココアパウダー)は、その脂質含量によりブレックファストココア(脂肪分22 %以上)、低脂肪ココア(同10 %以下)及びその中間の中脂肪ココアに大別されるが、通常で飲用されるものの大半は、ブレックファストココアと中脂肪ココアである。また、ココアには、粉乳、砂糖等を混ぜていない「ピュアココア」と、これらを混和し、懸濁(けんだく)しやすいよう加工した「ミルクココア」(インスタントココア)がある。「ピュアココア」と「ミルクココア」の成分値は、それぞれの市販品を試料とし、分析値及び四訂成分表収載値に基づき決定した。
脂肪酸 <アルコール飲料類>は脂質をほとんど含有しない食品である。いくつかの食品を分析した結果でも、脂肪酸の含有が認められなかったので、それらの食品では各脂肪酸の成分値を「0」として収載した。
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