一般成分 | 食物繊維:AOAC2011.25法 | |
---|---|---|
脂肪酸 |
|
|
アミノ酸 |
|
|
炭水化物 |
|
|
食品別 留意点 |
一般成分 | 豆類の全般に通じる主な事項は、次のとおりである。 ① 豆類は、マメ科マメ亜科植物の完熟種子のうち、食用とするもの及びそれを原料とした製品を収載している。なお、「らっかせい」は、脂質含量が高いため、種実類に分類した。また、未熟の莢(さや)やもやしを利用する「さやいんげん」(いんげんまめ)、「さやえんどう」、「ふじまめ」、「アルファルファもやし」等は、野菜類に分類した。 ② 原料用の豆類は、国産品、輸入品ともに、生産、流通する品種、銘柄等に変化がみられる。このため、品種、生産地域、生産年次等による成分の変動を考慮し、成分値を決定した。 ③ 調理した食品は「油抜き」、「水煮」、「焼き」、「ゆで」及び「湯戻し」を収載した。「乾」あるいは「生」と同一の試料を用いて調理し、分析した。各食品の調理方法の概要を表16に示した。 ④ 加工品は、加工法に著しい変化がみられるため、一般的な食品又は食品素材について、加工に伴う成分変化等を考慮して、成分値を決定した。 ⑤ 「乾」等には、コーデックス委員会の定義における食物繊維であるラフィノース系列のオリゴ糖類(ラフィノース、スタキオース、ベルバスコース等)が含まれている。これらのオリゴ糖類は「利用可能炭水化物」には含まれない。 ⑥ 文中の「分析値」及び「分析値(2015)」については、第3章冒頭の「食品群全般に通じる事項」を参照されたい。 以下、食品ごとに成分値に関する主な留意点を述べる。 豆乳類の日本農林規格15)では、「豆乳」は、大豆(粉末状のもの及び脱脂したものを除く)から熱水等によりたんぱく質その他の成分を溶出させ、繊維質を除去して得られた乳状の飲料(大豆豆乳液)で大豆固形分が8 %以上のもの、「調製豆乳」は、大豆豆乳液に植物油脂及び砂糖類、食塩等の調味料を加えた乳状の飲料(調製豆乳液)で大豆固形分6 %以上のもの等、「豆乳飲料」は、調製豆乳液等で大豆固形分が4 %以上のもの、調製豆乳液等に果実の搾汁、野菜の搾汁、乳又は乳製品、穀類粉末等を加えた乳状の飲料で大豆固形分4 %以上のもの等と規定している。 「調製豆乳」の成分値は、市販品の分析値及び四訂成分表収載値に基づき決定した。 |
脂肪酸 | 豆類の脂肪酸組成は登熟中の気温の影響を受けるため、大きく変動する場合がある。油脂を用いて加工・調理する食品は、使用する油脂により成分値が大きく異なる。「油揚げ」の成分値は、市販品の分析値に基づいて決定した。「生揚げ」と「がんもどき」の成分値は、「油揚げ」と「凍り豆腐」の成分値から計算により推計した。 |