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エネルギー


食品のエネルギー値は、可食部100 g当たりのたんぱく質、脂質及び炭水化物の量(g)に各成分のエネルギー換算係数を乗じて算出した。

エネルギー換算係数の個別食品への適用は、次により行った。食品ごとの適用係数は表2〜5に示す。

  1. 穀類、動物性食品、油脂類、大豆及び大豆製品のうち主要な食品については、「日本人における利用エネルギー測定調査」(科学技術庁資源調査所資料)2〜5)の結果に基づく係数を適用した(表2)
  2. 上記以外の食品については、原則としてFAO/WHO合同特別専門委員会報告6)のエネルギー換算係数を適用した(表3)
  3. 適用すべきエネルギー換算係数が明らかでない食品については、Atwaterの係数7)を適用した(表4)
  4. 複数の原材料からなる加工食品については、Atwaterの係数を適用した(表4)
  5. アルコールを含む食品については、アルコールのエネルギー換算係数としてFAO/WHO合同特別専門委員会報告6)に従い7.1 kcal/gを適用した。
  6. 酢酸を多く含む食品については、酢酸のエネルギー換算係数として3.5 kcal/g8)を適用した。
  7. 「いも及びでん粉類」のきくいも、こんにゃく、「きのこ類」、「藻類」及び「し好飲料類」の昆布茶については、四訂成分表では、「日本人における利用エネルギー測定調査」9)の結果において、被験者ごとのエネルギー利用率の測定値の変動が大きいこと等から、エネルギー換算係数を定め難く、エネルギー値を算出しなかった。しかし、目安としてでも、これらの食品のエネルギー値を示すことへの要望が非常に強いことから、同測定調査におけるたんぱく質、脂質、炭水化物の成分別利用率及び食品全体としてのエネルギー利用率を勘案して検討した結果、暫定的な算出法として、Atwaterの係数を適用して求めた値に0.5を乗じて算出することとした(表5)

エネルギーの単位については、キロカロリー(kcal)単位に加えてキロジュール(kJ)を併記した。また、kcalからkJへの換算はFAO/WHO合同特別専門委員会報告6)に従い次の式を用いた。

1 kcal=4.184 kJ

なお、付加的な情報として記載したアミノ酸組成に基づくたんぱく質量及びトリアシルグリセロール当量で表した脂質量は、今回の改訂においては、利用可能炭水化物及び酢酸を多く含む食品を除いて有機酸の成分値を収載しなかったこと等の理由から、エネルギー計算には使用しなかった。

参考文献
数値の表示方法